第八十一番札所 綾松山 洞林院 白峯寺
(りょうしょうざん どうりんいん しろみねじ)
白峯寺は、香川県中央部に位置する五色台の一峰、白峯山(標高377メートル)の山腹に建つ古刹です。
五色台には青峯、黄峯、赤峯、白峯、黒峯の五つの峰があり、その最西に位置する白峯山からは瀬戸内海の雄大な景観を望むことができます。
815年(弘仁6年)、弘法大師が山頂に如意宝珠を埋めて閼伽井を掘り、堂を建立したのが始まりとされます。
その後、弘法大師の甥にあたる智証大師円珍が瑞光に導かれてこの山に登ると、白髪の老翁(後の白峯大権現)から霊地の神託を受けました。
智証大師は瀬戸内海を漂う光り輝く霊木を用いて千手観音像を彫造し、これを本尊として仏堂を創建しました。
この寺は特に崇徳上皇との関わりで知られています。
1156年の保元の乱で敗れ讃岐に配流された上皇は、坂出の雲井御所に3年、木丸殿に6年間を過ごした後、1164年(長寛2年)にこの地で崩御しました。
遺体は白峯寺の稚児嶽上で荼毘に付され、白峯御陵に葬られました。
その後、都で異変が相次いだため、歴代の天皇や公卿たちは荘園や宝物を寄進して供養を行い、特に後小松天皇は上皇の霊を祀る法華堂に「頓証寺」の勅額を奉納して尊崇の意を表しました。
この地には1166年(仁安元年)、上皇と親交のあった西行法師が参詣し、上皇の霊と和歌を交わしたという有名な伝説も残されており、後に上田秋成の『雨月物語』にも描かれています。
また、この山には日本八天狗の一つとされる相模坊という優しい天狗が住むとされ、寺の小僧の使いを手助けしたという逸話も伝わっています。
かつては21の塔頭を擁する大寺院でしたが、度重なる雷火や兵火により伽藍の多くを失いました。
現存する建造物は、讃岐藩の歴代藩主である生駒家と松平家による再建によるものです。
アクセス
〒762-0016 香川県坂出市青海町2635
駐車場
一般車無料(※ただし、全長5m超/500円、全長6m超/1,000円)、有料(普通タクシー/200円、ジャンボタクシー/500円、マイクロバス以上/1,000円)
Wikipedia
2時間2分(9.5㎞)